アメリカの政治システムは(2019年3月20日現在)
「大統領制」を取っており
大統領「行政」
連邦議会「立法」
連邦最高裁判所「司法」
を担当する日本と同じ三権分立のシステムを取ってます。
大統領
日本ではあまり馴染みのない、大統領ですが
・任期は4年、最大2回まで(任期中に交代するということはほとんどない)
・法案拒否権(議会が承認した法案への署名。署名しない場合は、議会の3分の2の承認を得れば法案が可決される)
・軍の最高指揮権(軍隊を動かすことが可能)
・行政権(大統領個人に行政権が集中している)
など、大統領個人の行政としての力は強いですが、立法権がないため「教書」という形で語りかけることによって影響を及ぼします。
連邦議会
連邦議会は立法や予算案などを担当しており、
上院、下院の二院に分かれている。
(共和党、民主党の二大政党がある)
上院は、任期6年(2年ごとに3分の1ずつ)、合計100人(各州2人ずつ)
条約の批准(修正や条件追加など)、指名人事について、大統領に助言と同意を与えることができる。
下院は、任期2年、合計435人(各州の人口に応じて選出)
予算案と関連法案の発議権がある。
州
アメリカとは文字どおり、「合衆国」であり50州からなる各州が集まった連合国であり、この州というのが、憲法や法律、税金や制度などが大きく異なる、それぞれが一つの国家のようなものです。
FRB(Federal Reserve Board)
米連邦準備制度理事会
FRBとは、アメリカの各州の中央銀行を総括する機関であり、日本における日本銀行と同じようなものです。
このFRBがFOMC(Federal Open Market Committee、連邦公開市場委員会)を6週間ごとの火曜日、年8回のタイミングで開き、政策金利などの金融政策を決定するのです。
最終日(二日目)が終わった後に発表される声明が
経済における重要な項目として世界中で注目されている大きなイベントです。
なおその声明は、
サマータイム期間中は日本時間で午前3時
標準時間では日本時間で午前4時に発表され
その中でも3、6、9、12月には、声明発表の30分後に議長の記者会見が行われます。従って日本で実際に発表されるのは木曜日の午前になると覚えておくと良いでしょう。
アメリカのサマータイム制度
アメリカの市場では、サマータイム制度を導入しており
毎年3月の第二日曜日から11月の第一日曜日までの間がサマータイムとなり
市場が1時間早く動きます。
日本ではこれもあまり馴染みがない制度ですので注意しておきましょう。
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