【ステップ1】2,人の心、全体像

人のタイプを話す上で
まずは全体像を理解することが大切です。

 

 

その全体像を
わかりやすくするために図にしてみました

 

 

それぞれ、解説していきたいと思います。

 

「第一の階層」

・元型

ユング心理学で有名な元型ですが、この階層が最下層に属します。
この部分は万人に不変のものであり
上の階層を捻じ曲げたり、超えて歪めてしまうほどの
非常に強い影響力を持つ、人間としての根本部分になります。

元型自体は変えることはできませんが、関わり方が変わることにより
個人の性質自体も変化したように見えることはあります。

人生の段階によって変化したり自律的に作用を及ぼしたりし
いわゆる、個性化の過程と呼ぶ部分の基礎となる材料でもあります。

 

「第二の階層」

・性質 ・本能

この階層が二番目に属します。

共に万人に共通のものであり、性質とは分かりやすく言うと
五感などの感情を伴わない自律的に動く反応などがこれに当たります。

そして本能というものが、体の中から生じる衝動めいたものであり
心理的な要素を帯びて、その人自身の行動に影響を与えるものです。

いずれも万人に共通に存在している能力であり
人としての基礎的な部分を支えます。

 

 

「第三の階層」

・機能 ・欲求

この三番目の階層が個人差を作る大きな要因になっています。

強弱は人それぞれであり
人が行動する際の能力として利用するいくつかのものが機能です。

そして人の行動のエネルギーの源泉となるものが欲求です。
必ずしも満たさなくても生きていくことが可能ですが
これを満たすことによって、満足感を得たり
逆に疎かにすることによって不満を感じ、ストレスになったりしますし
自分らしさとか、その人の個性を作ることにもつながっています。

この辺りから個人差が強くなっていきますので
ここを知ることが、人生を豊かに生きるために非常に重要な要素となります。

 

 

「第四の階層」

・価値観

それぞれ人が生まれてこれまでに獲得してきた価値観
これが一番上に属します。

◯◯なのは当たり前。常識的にこうである。
こういう時はこういう風に考える。

などの、生まれた後で形成された癖のようなものであるため
人として、もともと備わっているものではありません。
この価値観は考え方や行動などによって変えることができますので
自分を変える際にはもっとも容易に変化させることができる部分です。

思い込み、などというのもこの部分になります。

 

中央の「タイプ」

これら心のつくりのうち中央にあるのがタイプです。
タイプというのはわかりやすく言うと個人の性格のようなものです。

中央に位置付けてはいますが、全体的なものです。
それぞれ欲求や本能など、各項目における強弱の度合いには
個人差があります。
その強弱の度合い、それに四段階めの「価値観」が加わって
一般的に性格というものが作られることになるのです。

ここでいう僕の定義する性格というものは
価値観とタイプが混合したものを性格とよんでいます。
これに対しタイプとは
人として生れながら持っている基本的な得意機能や強い欲求などの偏りであり
考え方によって変化することはない、というものです。

最終的には、全体を通した上での、このタイプを中心として見ていくことになります。
最も実用的な項目となるでしょう。

 

 

「元型以下の階層」

元型以下の階層もあるとは思うのですが
おそらくこの部分は宇宙とか爬虫類とか宗教とか
自分の範囲を超えた部分であるし
知ったからといってどうすることもできないと思われるので
これ以下の階層は、ここでは無視することとします。

 

人の心、性質はこのような階層になっているとします。

 

そして、「境界」という項目でも説明しているのですが
それぞれの階層は明確に分けられているわけではなく
それぞれ影響しあっていたり、入り組んでいたりするため
人の行動の原因が、一見すると欲求に見えたり、価値観に見えたり
または、その価値観は実は欲求の影響をある程度の割合受けたものであったり
元型の影響を受けたものであったり
明確にこの領域のことだ。と特定するようなものではないのです。

わかりやすくするために分類して理解するというものにすぎない。
ということだけは覚えておいてください。
固定化して考えることは、トラブルの元となったりします。
柔軟に考えることが大切です。

これが全体像です。

 

次回は、この像の一つ一つをさらに詳しく説明したいと思います。

 

 

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